武雄市Facebookページ分析から見られる、 自治体がソーシャルメディアで実現できること

上記記事を読み、近年の様々な事項のソーシャル化について、私自身は「ホントにその流れでよいのか」、そしてそれは「今なのか?」という思いが非常に強く沸き起こりましたのでメモです。何故そう考えるか、以下にリストアップしてみます。

1)まだまだFacebookを使えない人がいる
2)発言力=影響力=無意識いいね・シェアの連鎖
3)webの無料サービスである(継続性はどうか)
4)Facebookを使いたくなくなる(SNS疲れ?)
飽きがくるなど、今後使われなくなる可能性
5)広告の表示・スパムなど

まず1)ですが、”使える”にも様々なレベルがあります。ツール自体を使えない人。その人達に対しては、下記のような「Facebook講習会」などが有益でしょう。武雄市が主催している講習会だそうです。このような取り組みは、各地域でもっともっと実施されればいいなぁと思います。

『武雄市ICT寺子屋』の公式ブログ

そして、上記講習会に参加するような初級のユーザーに該当しない、“中級”以上のユーザーでも「使えていない」人は多数います(私もここに含まれます)。それは、自分のことをストリームにアップし、友人と交流するだけではなく、Facebookを利用し、”他人”と交流できる・できないの部分です。

特に実名登録はそのメリットもありますが、実名が故になかなかここの1歩を踏み出せない、抵抗がある人は多くいると思います。だからといって、匿名だと頻繁に交流するかと言えばそれも違うのですが・・。要はネット上でのオープンな交流がまだまだ一般化していないわけです。

こうなると、”他人とオープンに交流できる人”というのが発言の主流となることとなり、情報に偏りが出てくるのではないかという心配があります。

次に2)ですが、これは以前も私がブログに書いたのですが()) ソーシャル的風潮を見ながら、改めて心に決めたこと)、他人の意見に流されてしまわないのか、ということ。

「みんなが”いいね”しているから”いいね”してしまう」。または「なんか凄そうな人が正しいと言っているから正しいと思う」無意識の”いいね”、深く考えない”シェア”など。もしくは、実名が故に起こりやすい”着飾ったコトバ(本心とは違うことを言ってしまう)”など。もし、そのような情報の偏りが出てしまった場合、市の公式HPとして成り立つのでしょうか。

3)4)に関しては、webサービスとしての将来性の話でもあります。現在Facebookは全世界で登録者数が9億を超えたと言われています。が、登録者数が多くてもあくまで無料サービスです。運営者側の都合により様々な仕様変更が行われますし、基本的には、何の保障のないサービスです。また、どのようなwebサービスもそうですが、流行る時があれば廃る時が必ず来ます。今後も永久的に、Facebookが日本のたくさんのユーザーに利用され続ける、という保障はどこにもないのです。

そして5)。Facebookは様々な形で広告を挿入します。先日もこんな広告が話題となりましたが、運営者側が予期しない形で、あまりよろしくない広告などの片棒を担いでしまう可能性も、今のFacebookならありえます。間違ってスパムなどが流れてしまった場合、ものすごい勢いで広がっていくでしょう。運営者がどれだけ注意しても、友達やファンから経由し広がる可能性も0ではないでしょう。

などなど、私が思う懸念事項をピックアップしてみました(読み返すと、基本の発想がネガティブですね)。

ただ、取り組みとして、Facebookというツールを利用していくこと自体には私は賛成です。下記画像にあるように、武雄市がやりたいと考えていること自体は、現在であれば、Facebookが一番使いやすく向いているツールであることは間違いないと思っています。

私が思うのは、やはり公式は公式としてのHPをベースとした形で残し、Facebookなどのツールを”ツールとして”うまく使っていくという形が、今後も重要ではないかと考えています。ただ、まぁ、何もやらないよりは何かをやってみるって、本当に大事だし正しいと思いますが!

最初にご紹介した記事はとても興味深い内容です。まだ読みこめていませんが、今度じっくり読んで、今回思った懸念事項を払拭してくれるのかどうかの効果を見てみたいと思います。