4月から勤務し始めた会社が、楽天ショップを運営しているのですが、ウワサの「楽天S4サービス」を契約していたので、解約するよう伝え、本日解約手続きをしました。

楽天S4をご存じない方はこちらから↓
いわゆる、ソーシャルメディア(Facebookやmixi)などの企業専用ページの“制作代行”です。年間36,000円!しかし、このサービスが始まる際、色々問題が発生しましたね。ご存じない方は以下のリンクよりご確認ください。

有料サービスだったら店舗側の『申し込み』をもって開始すべきですし、情報提供の徹底をしていないのに『12 ヶ月間の1年契約』としているのはおかしいですし、11月24日までに断らなければサービス利用開始とみなすのは横暴ですし、11月10日付け『週間サポートニュース』に載せない理由も不明瞭ですし、あまりのつっこみどころ満載さに、楽天乱心か????と・・・・・・・つぶやいてしまいました。公取でも『違法である可能性が高い』との見解をしめしております。
これって、どこかで見たことある・・と感じた方はきっとこちらではないでしょうか。まさに楽天様も殿様商売なのでしょう。。

断られれば値上げしないが、連絡が来なければ値上げするというのが東京電力の立場らしい。
とまぁ、この問題も非常に問題ではあるのですが、今回は他にも問題点が多数ありましたために解約をしています。継続を悩まれている方、解約を検討されている方のご参考になればと思い、下記に記録します。
【楽天S4サービス解約に至る問題点】
1)制約が多すぎる
楽天S4サービス上でFacebookを運用しようとした際の制約が多すぎます。上記で紹介したURLにも記載がありますが、私が電話で、直接楽天の担当者へ確認(2012/4/9)した内容を以下に記載しておきます。
●楽天ショップ以外への誘導は禁止
(自社サイトなどへリンクができません)
●楽天側の管理人アカウントの削除は不可
●プラグインの導入は不可
●他のページをお気に入りに入れない
●楽天のFコマース機能が導入されているのでそれしか使用できない
※他にもありそうですが、電話確認したのは上記5点です。
2)自社運用方針が適応できない
自社ブランディングツールとしての使用を考えた場合、上記の制約があるため、ブランディングツールとしては、使いづらい仕様となっています。
また、開始後楽天により集められる「いいね」は、楽天関連スタッヅが押していたり、ショップ上でポイントと連動していたり、楽天側が制作する旧ウェルカムページで「いいねを押してたら…」といったところで生まれているもので、本質的な価値は全くありません。
以前、以下の記事でも書きましたが、ソーシャルメディアはその特性故に、ブランディングツール、またはコミュニケーション促進ツールとして使用すべきです。安易に「いいね」を集めたりするのは、逆にブランド価値を下げかねません。
3)デザインクオリティの低さ
楽天S4サービスとして納品されているページ自体のクオリティの低さにも唖然です…。これで「制作代行」ってよく言いましたね。。。
せめて店舗の写真ぐらい入れましょうよ・・。どのショップも楽天のカートの画像。旧ウェルカムページは、ででーんと「楽天」ロゴが。。想像ですが、どのショップも同じ画像、同じウェルカムページなんでしょうね。
「あとは店舗側でどうぞ」と言いたいのでしょうが、「制作代行」なんですから、初期設定ぐらいちゃんとしてください。ちなみに、「運用支援」もするそうですが、そのような楽天側の動きは、今のところ全くありません。
4)解約したらどうなるの?
●契約期間内は、楽天側でFacebookページは削除しません。
(自分たちで削除してね、ということ)
●契約分の料金(1年分)は支払っていただきます。
●楽天S4を利用していないFacebookページから、
楽天ショップへのリンクはお断りだそうです。
(これは意味が分からない..)
5)自社メディアの主導権を他社(楽天)に握られる…ということの危険性<ここ重要!>
Facebookだけに限らず、最近のソーシャルメディアと言われるサービスは、無料でスタートでき、うまく運用さえすれば効果のある、強い自社メデイアとなります。
これを社内でコントロールできない状況におくことは非常に危険です。また、自社の方針とは違った形で、情報や仕様が変更されたり、リンクが設定されたりというのは、あってはならないことですが、現状の楽天S4サービスではそれが起こり得ると考えています。
また、プラグイン自体が禁止ですから、顧客の詳細分析もできないのでは・・?その上、楽天側に自社顧客のソーシャルデータをすべて横取りされてしまうのでは、何のためにソーシャルメディアを運営しているのか、全くわかりません。
ということで、私の会社の楽天S4サービスに関しては、すぐに解約を申し出ました。契約金は1年分払うことになりますが、とってもスッキリしました。
今後は、主に自社サイトへのリンク(商品ではなくコンテンツ)を中心に、ブランディングツールとして運用を行い、顧客との関係性の向上を目指してコツコツ更新していきます。
【解約方法】
ちなみに解約方法ですが、楽天RMSの申請欄に、「楽天S4の解約」という項目がありますので、そこからどうぞ。解約して2日が経ちますが、特に連絡などはありません。