現状把握は「前提条件」

グロース戦略を考えるにあたり重要な指標のひとつ『現状把握』。

「現状把握」は戦略策定や手法選択時の前提条件となりるため、かなり重要である。

しかしその重要性は意外と認識されていない。

ありがちなのは全体をふわっと”認識”していること。そしてそれ以上にありがちなのは、「現状把握」を個人個人が別々で行っておりチームで『共通観念』としていない状態。

このような場合、プランニングは 費用対効果の悪いものになる。もしくは各自が予測する仮説がバラバラとなるためゴール認識もバラバラとなり、チーム一体となった施策実行ができない。最悪の場合は、打ち合わせでの会話が噛み合わない。

いかに高い精度で現状把握を行うことができるかがその後全ての費用対効果に影響してくる。 「現状把握」は『精度』が重要である。

「正しく認識する」の意味

様々な項目、角度、仮説設計と分析を行い、客観的に結論づけることが精度の高い「現状把握」となる。

ある限りのデータを抽出し、深く分析を行うことで、客観的な現在の情報を洗い出す。あくまで「客観的」であることが重要であるが、たいていの場合プロジェクトの重要人物の「現状把握情報」でプランニングを行うことが多く、その「現状把握」は「こうあって欲しい」という想いが含まれてしまうことが多い。

そのため現状把握をする担当者は、あくまで現状把握には「想い」が入り込んでしまい「正しい認識」が難しいことを前提に、客観的に分析する必要がある。私の場合は、360℃分析(多面分析)を行い、様々な角度からチェックを入れて客観性を保つようにしている。また、データから現状の仮説を立て、検証を行い、中長期的に仮説の精度を上げていくことを欠かさない。

また前項でも述べたが、担当者が「当たり前だと思い込んでいる項目」というものが存在し、「現状」としてしっかりと認識しなければいけない項目をスルーしてしまう場合もある点にも注意が必要だ。

また最初の仮説から、最後に出た精度の高い「現状把握」との誤差がどれほどあるかを認識することで、自分たちの把握力と現実との乖離(善し悪しではなく) を学ぶことができ、今後の現状把握のスピードアップにつながる。

「共通観念」にする重要性の認識

現状把握を言葉にして共有しないチームはうまくいかない。

例えば「現状の自社のポジション」「ユーザーからどう認識されているか」「取扱商品のベネフィット」など「そんなことわざわざ言わなくても当たり前・・」という人もいるだろう。しかし、共通言語化しておかないと 間違いなく 、そこには個人解釈のによるズレが生じている。共有しないから気づいていないだけである。

また「現状」は刻々と変化すべきものであるため、一度共有すればよいというものでもない。変化しているのであればもちろんのこと、もし変化していなくても、何度でも共有しておくことに損はない。

大事なことは、チームリーダーがしっかりと「現状認識」の大事さを認識し、チームに伝え、情報を常に共有し「共通観念」にすることである。

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