「あなたの『得意なこと』をご提供いただくことで値引き扱いさせていただいています。」

サービスのページでこう書かせていただきましたが、この記事では『次世代の(?)値引きの概念』としての「能力交換」を提案させていただきます。

簡単に言うと「能力交換」とは

昔でいう「物々交換」の「能力」版です。

説明が難しいですが、交換の基準値は「時間」×「苦労度」。単純に私にとって苦労度「1」の1時間と、Aさんの 苦労度「1」の1時間 を交換する仕組みです。

実例で言うと「タイムバンク」が挙げられます。

https://japan.cnet.com/article/35098092/

「時間」が「お金」よりも公平な基準

タイムバンキングでは「時間」軸しか存在しません。「単価(市場が決めた平均価値)」というものが存在しないのです。

この記事の事例だと「ヨガのレッスン」と「自転車修理サービス」が「1タイムバンク時間」という単位で交換されています。

これが市場価値でいくと例えば「ヨガのレッスン1時間/¥2000」と「自転車修理サービス1時間/¥1500」 となり、交換不可になります。

しかし、壊れた自転車を修理したい「ヨガのレッスンは得意だけど、自転車修理はできない」人にとって「自転車修理」はどれほどの価値があるでしょうか?

現代の市場価値主義だとどうしても「2000円の価値があるものを1500円のものと交換するなんてもったいない!」といった発想になりがちです。

しかし 自身が苦もなく提供できる「ヨガレッスン」と「自転車修理」が交換できれば「実質タダのようなもの」で欲しかったものを手に入れられたような気がしませんか?

つまり「自分が創りだせる価値」×「私にとって価値があるもの」を純粋に1×1で交換してしまうのです。

「私にとって苦労なく提供できるもの」で「私ができない他のものが手に入る」というのは、非常に「助かる」し「ありがたい」し、この世に市場価値というものが存在しなければ実は「至極当たり前」なやり取りである気がします。

「能力」の定義

「能力」と聞くと純粋に「お金に変わるスキル」と思われがちです。例えば

  • 私の場合は「IT関連の能力」
  • 料理人の方は「料理の能力」
  • 接客業の方は「接客の能力」
  • 家具職人の方は「家具を作る能力」「木の種類で作り分ける能力」

もちろん、そういったわかりやすい「能力」もOKなのですが、市場単価が決まっている能力だと、どうしても紙幣(市場価値)に交換してやりとりしたくなる人が多くなる可能性が高いですよね。

そうではなくマーケットでは評価しにくいけれども、自分にとっては価値のあるもの、つまり「自分軸の価値」基準に変換する必要があります。例えば下記のようなものも全て「能力」として定義します。

  • 時間が余っているという状況
  • 体力が有り余っているという状況
  • 人見知りしないという特技
  • 本を読むのがめちゃくちゃ早いという特技
  • 毎日家族のために手料理を作っているという状況

他の具体例はこちらの過去記事参照

例えば「時間」が余っていれば「1時間」が、「体力」が余っていれば「体力」が不足している人の役に立てると思いませんか?

「あなたの1時間を私に下さい!」とお金を払うのももちろん良いのですが、それだと「お金」を用意しないといけなくなり大変なので、お金ではなく「代わりに私の1時間をあなたにあげます」という形の「交換」になります。

もちろん、交換ルールは非常に難しいものではありますが(詳しくはこちらの記事で)、試してみるには面白い試みだと思いませんか?

実際の事例

「家族」というのは「能力交換」のまさにそのものです。家族の中で、得意なことを分担し生活をしています。

すごくわかりやすく事例にすると、掃除や料理が得意な妻がそれを担当し、代わりに外で働くことが得意なダンナさんが外で稼ぐ。

家事を年収にすると1000万円を超すともいわれますが、この場合はいわゆる「市場価格」がある程度同じものを交換しているという状態です。

しかし、この問題は「苦労度1の1時間同士を交換できているかどうか」という点と、 「得意なこと(交換したいことを交換できている)かどうか」、 という2点を考えると、公平ではないご家庭も存在するでしょう。

私が思う「能力交換」はこのような点も公平に交換できることを本質としており、その点を上手にマッチングし、うまく世界規模(ただし枠組みは村思考)で機能させることは、現時点ではまだかなり難しいです。

しかし、不可能ではありません。

まとめ

今後、モノの値段はユーザニーズに基づき付けられることも一般化していくでしょう。

「目に見えない能力」の価値が見える化され、「自分軸による価値」で交換することができる時代は、それぐらいの時期から作られていく気もしています。

そうなれば、「お金を稼ぐために働く」のではなく「自分の良い部分を伸ばす」社会になり、伸ばした「自分の良い部分」が交換されることで「承認欲求」を得、「自己実現」できる日も来るのではないか・・・

そんな社会を夢見て、まずはアナログで、自分サービスに対して「能力交換」を実施してみたいと考えていますので、ご興味のある方は単発でも結構です。ぜひご相談ください。

なお、そんな考えに共感するエンジニアの方がいればぜひお声がけください。できることなら、そういったサービス開発もしてみたいな。

参照

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